ナレーションでお馴染みのきしめんさんが亡くなられました。残念です。私、関西の人間ではありませんが、「ナレーターのきしめんさん」を存じてました。いや、正確には「姿、お顔」は全く知りませんが、あの軽妙でいて嫌味を感じさせない心地よい「声」をよ~く知っていました。
私がエギングが下手でどうしようもなかった、3年くらい前から、何百回、何千回と視て勉強したDVD、重見さんのエギングファイル。そのDVDの最後のほうに「ナレーション きしめん」とテロップが出て、「ふ~ん、ナレーションはきしめんという方がしたんだ。ナレーション、上手いよな~」といつも思っていました。
きしめんさん以外の方が、エギングファイルのナレーションをしたこともあったはずですが、どうも違うんです。率直に言えば、きしめんさんがナレーションをしたDVDだと、面白さが2倍増しになるような感覚です。きしめんさんがナレーションをしたエギングファイルは自然に何度も視てしまいます。私のエギング上達に、間接的にでも一役買っていたのがきしめんさんだったと思ってます。
全然知らないんだけど、声だけはよ~く知っていたなんて、ナレーターの方からしたら、「良い仕事をしていた」という証拠でしょう。どうぞ安らかに。ありがとうございました。
重見さんは、そこまで自身のエギングについて詳しく喋る方ではありません。DVDの中でのエギング動作、所作の細かい部分が「高度な理論や、膨大な経験の元になされていること」が視ていて、理解できないことも少なくありませんでした。そんな合間に、きしめんさんのナレーション解説が入ったりして、「ああ、なるほど、そういう意味があって、重見さんはそうしているんだ」と理解できたこと、多数です。きしめんさんも、映像をよく視て、エギング関係者からの話を聞いて、エギングのことをきちんと分かった上で解説していたのだと思います。
エギングファイル、視て損は無いでしょう。エギング上達を望むなら、どこの馬の骨か分からないシロウトユーチューバーのエギング動画を視て学ぶよりは、重見さんの(時々、杉原さん、弓削さん、山田さん出演)エギングファイルをできる限り、多く視るほうが上達に遥かに良いです。