今だから言える。予兆はあった。

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日本人は謙遜と謙譲を美徳とする国民性がありますが、私はあまり、そのような意識は好きではありません。もちろん、出る杭過ぎても叩かれやすいのは百も承知ですが、自信を持っていることや確信が持てることなら、遠慮せず堂々と言うのも悪くないと思ってます。

 

私のエギングは新たなステージに入りました。いつまでも、「まだまだ初心者です。なかなか上達しない中級者です」とへりくだるのも性に合いません。少し前から、「上級者に片足を突っ込んでいる」みたいな表現をしていましたが、今日からは「上級者に両足を突っ込んでいる」と訂正します。

 

もちろん、上級者の世界に入ったから、それで終わりではなく、これからは上級者としての学びがあり、経験を積んで、さらに熟練していく必要があります。そして、「上級者」の域を出てのち、「達人」「名人」の域に入っていきたいと考えてます。

 

私のエギング仲間はお2人、いらっしゃいますが、私よりも経験豊富な部分があり、私よりも上手い部分をもっている方々です。そのお2人は私からすると上級者の域に完全に入ってますが、私より人間ができている部分があり、自身が上級者だなんて一言も言わないような性格をされてます。でも、私から見れば完全に上級者です。類は友を呼ぶという感じで、いつの間にか仲間になった同志です。

 

さて本題に入ります。このブログでは一言も言ってなかったのですが、確か6月半ば頃のエギングしている最中に、「あれ?」と感じたことがあります。冗談でも誇張でもなく本当の話です。

 

ラインに出るイカのアタリがなぜか、今までで最も明確に分かる。イカのアタリを見逃す感じが全くしない。それもスローモーションで「今、これ、アタリです。合わせてください」と自身に訴えかけてくるような映像がはっきり見える感覚がありました。

 

何言ってるんだ?コイツと思われてもいいです。本当の話です。「おかしな奴だ」と思われると嫌だったのでブログで書かず黙ってましたが、「なんだろう?この感覚は。今までに無い。イカのアタリが分かりすぎるというか、アタリを見逃す気が全くしない。スローで見えるというか。俺おかしくなったか?」など心の中で考えてました。まあ、イカのアタリが分からないで(ラインへの変化がほとんど無い)、しゃくったら乗っていることも時々あるのですが(笑)。

 

すでに引退されたプロ野球のバッターの方が(誰か忘れました)、「現役時代、調子が良い時は、ピッチャーの投げるボールがスローで見える。そのスローな球を打つことなんて簡単だった」みたいなエピソードを話していたことを思い出しました。まさにそんな感覚です。スローでラインへのイカのアタリが見えるような感じです。スローなのでアタリを見逃すこともありません。

 

「不思議だな~」と最近、思い続けてました。こういうことを言うと、反感を買うかもしれませんが、「エギングがやけに簡単に感じる」という状況が、ここ最近、自身の中で続いてました。もちろん、釣行して子イカ1杯も釣れない時もありましたが、それはイカがいないから釣れないのであり、しょうがないことなので気にしませんでした。どんな達人であっても、その場所に存在しないイカを釣ることはできませんので。

 

6月の途中から、ず~っとそんな感覚が続いていました。「最近、エギングが簡単に感じる。前よりも簡単だ。どうしたんだろう?何だろう?おかしくなった?」と心の中で自問自答してました。このモヤモヤするような、ありがたいような、それでいて、つまらない感覚は何だろう?と考えてました。

 

そして、この前、やはり明確にスローな映像とともにアタリが分かり3釣行連続でキロが釣れて、「たぶん、次のステージに行きなさいということなんだろう。いつまでも、イージーな状況でキロを釣って嬉しがるのではいけませんってことだろう」と解しました。もうアナタは、いつまでもこのレベルでイカを釣って楽しんでいる段階ではなく、もっと難しい段階で鍛錬すべきということだろうと分かりました。

 

というわけでございます。信じる信じないはご自由。何度も何度も繰り返しエギングすると、こういう境地が出現するのか?と不思議に思っているところです。