本日午前0時より3時までエギングに行ってきました。場所はいつもの地磯です。月が少し出ているので誰かいるかなと思ってましたが、私以外、誰もいません。釣果は731g、300gぐらいの2杯でした。731gだけいただきました。
磯に着いて空を見上げると、真上に月は見えますが厚めの雲に隠れてます。エギングを始めましたが、潮が静かすぎるのが気になります。干潮が午後10時50分頃で、1時間少ししか経ってないせいか潮があまり動いていません。雲が分厚くて月明かりが弱いです。
案の定というか、キャストを繰り返しますが午前1時40分くらいまでアタリも何も全く無く時間だけが過ぎていきました。オマケに時折、強い風が吹いて寒いです。とは言え、少しずつ潮が動き出したのが音で分かりました。10分ほど休憩したのち、エギングを再開しました。
ちょうど午前2時頃から雲が少し薄くなり月が明るくなり始めました。そして潮のザワザワという音が大きくなってきました。時々、雲の切れ間から完全に月が出て明るく海面を照らします。そして北からの風も少し弱まってきました。
「良い条件が揃ってきた。これは絶対に来る(もうすぐ釣れそう)」と感じました。釣れないからと、そそくさとランガンしなくとも、少し待てば釣れそうになることも普通にあります。
そして時刻は午前2時15分。沈み根の向こうの水深9メートルのポイントにエギ番長4号オレンジ金をキャストしました。カウントを30秒数えたのち、さらに10秒ほどエギを放置しました。合計40秒ほど待ちました。1セット目の数回しゃくりのあとリールを巻かず、左指をラインにそえていると、ラインをゆっくり引っ張るような感触を察知しました(非常に分かりやすいアタリです)。一呼吸置いて、ロッドに力を込めて合わせました。
ロッドに重みが乗りました。サイズはキロは無いが500gはありそうと分かりました。あとは素早くリールを巻くだけです。しかし今回のヒットはベタベタのボトムでのヒットだったようでイカがなかなか上がってきません。そして水圧のせいか、サイズのわりに、いつもより重みを感じます。このポイントでイカをかけると、手前にある沈み根を越えてイカを寄せないといけないので、イカのサイズに関わらず、とにかくリールをゴリ巻きが鉄則です。ゴリ巻きでバレたら、カンナのかかりが良くなかったなどと思うしかありません。
早くイカを浮かせないと!と慌ててリールを巻いていると、途中、言葉で表現すると、「ポクン」というような少し柔らかい大き目の感触がロッドに伝わりました。エギング人生で初めての感触です。「コツ!」とか、「ガツン」などの硬いものが当たる感触でなく、「ポクン」です。「なんだこれは・・・もしかして、イカが沈み根に当たっているんじゃない?」と気付きました。
その「ポクン」という感触がイカを寄せるまでに4回ほどありました。おそらくイカの胴体が沈み根に少しぶち当たりながら、それでもイカを強引に寄せている際のものでしょう。こういうことは今回が初めてです。いつもより少しドラグが緩かったかもしれません。
イカのサイズはたいして大きくないのですが、リールを巻いてる途中、寒さで筋肉が緊張していたせいか腕がパンパンになりました。現地では目視で700g前後と推測しました(自宅計測で731gでした)。
エギング開始して2時間半近くかかって、ようやく釣れたので安堵しました。この寒さと水温低下の中、その他、色々な条件下の中、どうにかイカを釣ったのが良い学びになりました。カッコよく言えば、この2時間半の試行錯誤と経験が1番の収穫です。
ヒットエギはエギ番長4号ノーマルのオレンジ金です。ひと昔前のエギ番長ブーム?も一段落し、今では、「過去のエギ」と見る方も多いでしょうが、よく分からないけど、私の中では釣果はしっかり出ているので釣れるエギなのでしょう。
その後、午前2時35分頃、潮がガンガン動き始めた最中、300gぐらいが釣れました(リリース)。エギはさきほどと同じ、エギ番長4号オレンジ金です。イカが釣れた際にエギローテーションを勧める方がいますが、私は「釣れてる時はエギは変えないほうがいい(そのタイミングでは、そのエギが合っている)」と思ってエギは絶対に変えないようにしてます。釣れないな~と感じた際にエギを変えてます。