多数派は常に間違っている。

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この記事の件名は、「私の言葉」ではありません。誰の言葉か、気になる方は調べてください。私の座右の銘にしてもいいような言葉です。「多数派は常に間違っている」。

 

私がやってる、とある仕事。詳細は伏せますが、色々な派閥、グループ、集団が存在します。日本における、その仕事(シェア)の9割が、とあるグループのやり方のものです。私がやってるやり方は残り1割のほうになります。しかし理論的には私がしている1割のやり方のほうが正しいとされてます(その専門家の中で「正当であり正しい」と認められている)。

 

しかし私のような少数派の主張に気付く一般のお客様は、なかなか少なく、多数派9割の方々のところへ向かうお客様が多いです。しかし、多数派9割のやり方で仕事をしている事業者は一概には言えませんが、サービスの質が高くなく付加価値も高くない傾向が(私から見て)あります。その理由は「技術を磨かなくても向こうから客が勝手に来る」という、ぬるま湯の中で安穏と何十年以上もやってきたからでしょう。

 

対して、少数派の私は多数派の方々がどっぷりと浸かっていた「ぬるま湯」など無かったので、「実力、評判」でお客様に支持してもらうしかありませんでした。そのため必然的に技術を磨くことに専心せざるを得なかったです。同じ業界でも多数派、少数派による違いが鮮明にあります。多数派が「良い」とは限りません。多数派には多数派特有の「たるんだ空気」がつきものです。その、たるんだ空気が心地よいと感じる方は多数派に属せばいいでしょう。

 

私は性分として、何をするにせよ多数派はダメです。自分自身が多数派でいることが非常に居心地が悪く感じます。エギングも同じです。エギングにおいても、少しでも人と違うことをしようと、いつも考えています。イカを釣るという目的は、エギングされる方なら、どなたも同じですが、そこにたどり着くまでの思考過程や手段や釣り方、タックル類については他者とちょっと違うところにいようと心がけてます。

 

エギ王が嫌になったのも、多くのエギンガーが、エギ王をよく使うからです。とは言え、私も初心者の頃はエギ王にはお世話になりました。私はもう初心者を脱しましたし、エギ王は使いません。

 

普通の方なら、「多くの人が使うエギなら信頼できる。きっと釣れるだろう」と考えそうなものですが、私は少し変わっているのか、「人と同じようなエギを使いたくない。なるべく人が見向きもしないような不人気なエギを使いたい(それで釣ってやるよ)」ということで、色々勘案した末にエギスタを選びました(笑)。言葉を取り繕ってもしょうがないし本音で書いてます。エギスタを選んだのも実際に海で使ってみてビビビと来たからですが。ただ、適当に不人気気味なエギスタを選んだわけではありません。

 

エギスタの釣研さんには悪いですが、人気だけで言えばエギスタはちょっと不人気かもしれない。しかし、実釣性能は私が太鼓判を押しますが素晴らしいです(個人の感想です)。エギスタは、エギ王に勝っている部分が沢山ありますが、エギング初心者の方々の多くは、多数派が信じるエギ王をまずは買う。初心者の方が、「まずはエギスタのエギを買おう」とは、なかなか、ならない(笑)。私は、この流れをぶち壊したいです。

 

私は少数派。エギングにおいても少数派です。最近、エギングの常識とされてたものが、どんどん覆されてます(私の中で)。良い傾向ですし気分爽快です。多数派が作り上げるエギングのセオリーや常識や概念などアテにならないと強く感じます。世の中、多数派による情報発信が多いですし、注意しないと多数派の情報が知らぬ間に体に染みついてしまいます。