色々なコンディションで釣ると上達する

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人はともすると楽なほうに向かいがちです。風が強いとエギング行かないとか、波が少しあるからエギング行かないとか、濁りがあるから釣れないだろうからエギング行かないとか、雨が降っているからエギング行かないとか、寒いからエギング行かないとか、暑いからエギング行かないとか。

 

暑いからエギング行かない自由もありますし、寒いからエギング行かない自由もあります。雨だからエギング行かないでもいいでしょう。そうしたい人はそうすればいいだけの話です。

 

私はなるべく、どんなコンディションでも行ける時はエギングに行きます。ただ1つ、カミナリの時だけは少し考えますが、現地に行ってエギングしながらロッドの帯電具合で帰るタイミングを判断します(笑)。その他、熱が出てようと、どうしても行きたい時は熱を無理やり下げてエギングに行ったりします。それくらいエギングしたいからするだけです。

 

人が敬遠するような時ほど、案外釣れたりするのでお勧めです。気温35度の炎天下でもイカは釣れますし、11月後半から、12月、1月、気温0度になろうとも、地域によっては海の中は水温が18度前後ありますので、少し釣りにくいですがイカは釣れます。線状降水帯の注意報が出ていようとも、曇っているだけで雨が降ってないなら大チャンスです。

 

私、強風下でのエギングは少し前までは苦手でしたが、強風時のエギングを何度も経験すると、「それが当たり前」になる感覚が出てきます。そうすると、風があまり吹かない時のエギングが超かんたんに感じます。

 

夜間、ラインがあまり見えない中、エギングを多く経験していると、デイエギングでラインを見てアタリを取るのがイージーに感じたりします。また、その反対で、デイでなかなか釣れないエギングを多く経験していると、夜間エギングした際にイージーに感じたりします。何事も経験が大事ということです。色々な経験をするからこそ、上達の相乗効果が生じます。同じようなコンディションばかりでエギングしていても上達の相乗効果は生じません。

 

だから、どんな時でもエギングしたほうが、エギングの上達には良いです。たとえ、その日、イカが釣れなくても「経験」ができます。この経験が、上達する上ですごく大事です。

 

例え話をしますが、人生初エギングで、たまたま4キロのイカが釣れた人は、4キロという大物を釣ったとは言え、エギングはぜんぜん上手くないです。その理由は釣行経験が1回だけだからです。

 

1年で200回、300回と真剣にエギング釣行する人は、私が知る限りは皆さん、誰もが上手いです。私は1年で300回の釣行は難しいですが、150回くらいは釣行できます。私は、その150回分だけ、1年でエギングが上達します。イカが釣れなくても、150回分の釣行経験により、エギングが1年前よりも上達します。

 

本気で上手くなりたかったら、どんな時でもなるべく海に行く。釣れなくてもいいんです。ランガンばかりがエギングではありません。イカを釣ることに固執する必要はありません(ボウズでもいいんです)。秋イカの数釣りをしたければすればいいですが、別に数釣りしなくてもいいんです。9月、10月にキロアップばかり狙ってもいいんです。

 

エギングに行って、何かの理由でロッドを出せなくてもいい。エギングできなくても、海をず~っと眺めているだけでも発見があります。潮の流れなども学べます。運が良ければ、イカの群れが目の前を通り過ぎるのを見ることができるかもしれません。そのイカのサイズやイカの数、どこからどこに向かっているのか、何の目的で向かっているのか?など考えるのも経験であり、学びになります。

 

そんなイカの群れを見て、その群れに向かって(少し離れた場所に)、すぐにエギを投げ入れるのは凡人です(笑)。その群れを黙って観察して、何の目的で、そんな行動をするのか?回遊ルートはどこか?なぜ、そこを回遊するのか?その潮位の時、いつも、ここを回遊するのか?など、じっと大人しく考えたり観察したほうがいいです。観察が終わったらエギを投げてもいいでしょう。あくまでも、私ならそうするという話です。

 

そんな雑多な経験が釣行時に必ず、役立ちます。経験してないと、いざという時に上手く対処できません。いざとなったら、「経験」がものを言います。