無知の知

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私は今の今まで無知でした。最近、少しは釣れるものだから、いつの間にか、「知ったつもり。分かったつもり」になってましたが、実は知らないことばかりだったことを、最近、再び知りました。エギングの話です。私は無知でした。無知だったことを知りました。ピヨピヨひよっこでした。

 

自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い

 

エギングは実に奥が深い。そして、まだまだ未開拓の「技(わざ)」がたくさん眠ってる気がします。私はこれまで、「しゃくりなんて何でもいい」とさえ思っているところがありました。しかし、この考え方は誤りでした。「しゃくり」によりイカが釣れる、釣れないに差が出る。いや、正しくは「釣れるシャクリ」と、「あまり釣れないしゃくり」が存在するということです。イカと会話できないので、イカの本当の気持ちを、イカから直接、聞くことはできませんが、「イカの行動、動き」でイカの精神状態を察することはできます。

 

まだまだ未熟者ではありますが、今シーズンは少し「可能性」を感じています。師匠の教えにそってエギング修行を続ける過程で、今まで釣ったことのない良いサイズが出るかもしれないと。

 

とにかく、師匠から受けた教えは強烈なインパクトでした。それくらいのメガトン級の隕石衝突くらいの衝撃でした。師匠はそんなつもりは無く、さらっと話されたのでしょうが、いやいや、この件を知ってるのと知らないのでは天と地の差があります。と同時に、「この件を実際に実践できる人はかなり限られてくるな(タックルの関係上)」と思いました。

 

私がエギングを始めたのは2007年頃で、その後10年のブランクがあるとは言え、エギングの情報は常に得てました。継続して情報を得ている中で、エギングについての知識や理論や考え方は、ある程度、限られてくるものです。大体、どこの媒体、雑誌、メディアでも同じような似たような情報を繰り返し、繰り返し発信するものです。

 

しかし今回、師匠から教わった考え方は「今まで1度も聞いたことが無かったこと」でした。どこの雑誌にもメディアにも、そんな情報は無かったです。すごく重要なことなのに。おそらく師匠の長年の経験から導き出したものでしょう。たゆまない研鑽とご苦労があったと思います。それを私が拝受できたのは当たり前のことではありません。本当にありがたいことだと思ってます。

 

「イカ釣り道」みたいな感じになってきてますが、本当に、「イカ釣り道」です。エギング道です。数年前までは、春イカシーズンになると、春イカがなかなか釣れないと嘆いてましたが(笑)、今は自信とやる気に満ち溢れています。とりあえず、私なりの「とあるシャクリ(けっこう疲れるしゃくり)」の完成度を高めていきつつ、そのシャクリがいつでも、どこでも、どんな時でも通用するか(イカが釣れるか)を見極めます。