一味違うエギンガーを目指すために

この記事は約6分で読めます。

私は2021年の正月から真面目にエギングを始めました。当時はエギングが上手くなかったです。それから4年が経過しました。4年での釣行回数は500回弱くらいでしょうか。500回弱の釣行を2年で終わらせる強者(つわもの)も世の中にいますので、私の釣行回数は決して多くはないです(少ないとも言えませんが)。

 

ここで大事なこと。エギングの上手さは、「釣行回数(経験値)」にある程度、比例するということ。もし「釣行は多いんだけど(歴は長いのだけど)、なかなか上手くならないな~」と感じてらっしゃる方がいたら、申し訳ありませんが、その方は釣行の場所が良くないか、毎回の釣行の内容が良くないです(レベルアップのための経験値が貰えていない)。

 

本気で上手くなりたいなら、今すぐに釣行場所を変えるか、釣行の内容自体を変えたほうがいいです。漫然と釣行を重ねていても、いつまで経っても上手くはならないでしょう。

 

ここからは私の独断による主張です。私は、このやり方や、考え方(心構え)でエギングがスムーズに上達したと思ってますが、このやり方や考え方が合う人、合わない人がいると思います。もし、「とにかくエギングが上手くなりたい!いつまでも上手くならないのは嫌だ!何でもするから上手くなりたい!」という方がいましたら、最後の手段で、「やすさん流、エギング上達法と、心構え」をやってみてはいかがでしょう。1年、真面目に続ければ見違えると思います。

 

それではいきます。やすさん流、エギング上達法。

●エギコムなどに入っていたら(入るつもりなら)、すぐにやめる。または絶対に入らない。エギコムにて他者の釣果報告など見ても、あまり役立たない(と個人的に思う)。私が今現在のエギング技術を養えた1番の要因は、2021年の半ばで「エギコム」を数か月でやめたことだと思ってます。あの決断が良かったと心底、思ってます。

 

本気で上達したいなら、他の、ちょっと上手いエギンガーと同じくらいのレベルで甘んじるのが嫌なら、絶対にエギコムに関わらないほうがいいでしょう。頭1つ、2つと飛びぬけたいなら、孤独に1人で海で鍛錬するしかありません。ワイワイと群れて、エギング技術を磨くなど、私からすると、もってのほかです。「エギコムやめたくない!」と思うなら続ければいいですが私は絶対に勧めません(笑)。

 

私は「エギコムって面倒だな、窮屈だ」と感じてやめました。それが本当に良かったと思ってます。あくまでも私の場合です。

 

●タイドグラフで★が少ない時でも釣行する。釣りにくい時でも釣行する。タイミングを気にせずに行ける時にいつでも釣行するということです。身の危険が無い時以外はできるかぎり釣行する(カミナリ、暴風、台風、高波以外。雨、気温低下、炎天下、強風下でもなるべく釣行する)。

 

タイドグラフで★が多い時が釣れやすいなどはあることはありますが、★が少ない時でも釣れることは普通にありますので、タイドグラフアプリを妄信するのは良くないです。いつ釣れそう、今は釣りにくいなどは、何度も何度も海に通えば自然に分かるようになります(タイドグラフが、そのうち必要なくなります)。

 

●ランガンはなるべくしない(釣り場をコロコロ変えない)。出来る限り、同じ場所で1年中、延々とエギングする。防波堤などでのエギングでなく(ポイントが単調)、できれば地磯などが良い(ポイントが変化に富んでる場所)。

 

●ユーチューブのエギング動画を視て、エギングを学ぼうなど考えない。エギング技術向上の妨げに一役買ってるなと思うのが、エギングユーチューバーのエギング動画です(申し訳ないですが)。エンターテイメントとして視るぶんには構いませんが、動画を視て研究しようなど思っている方に対しては、「絶対にやめたほうがいい」とお伝えします。動画を視る暇があったら、がんばって海に行って5分でも10分でもエギングしたほうがいいです。毎回、釣れなくてもいいんです。どこの誰だか分からない人の、見知らぬ海と、あまり上手くないエギング模様の映像を見てても、あまり得るものは無いでしょう。

 

●先入観やイメージでロッドやリール、エギやラインなどを選ばない。ネット上の動画やサイトのレビューや評価を鵜呑みにしない。

最近の傾向として、エギングロッドについては、「軽量で柔め」のものが多いです。そして、「重量そこそこありの硬めのロッド」があまり好まれないというか時代遅れみたいな感じで語られることがあります。硬いロッドには何の利点もメリットも無いみたいな風潮さえ、時として感じることがありますが、こういう論調を鵜呑みにしないほうがいいです。まずは自分で確かめたほうがいいです。本当に軽量なロッドが感度がいいのか?重量があるロッドは感度が良くないのか?など、まことしやかに存在するネット上の一般論を少しも確かめもせずに、何となく信じ込むのはやめましょう。

 

●釣れない経験を沢山する。釣れるから良くて、釣れないから良くないとか、大きいサイズが釣れたからエギングが上手くて、大きいサイズが釣れないからエギングが上手くないとか、そういうイメージや、根拠不明な考え方をしないようにする。釣れない釣行を避けない(ボウズ釣行も受け入れる)。

 

大きいサイズが釣れた人がチヤホヤされたり持て囃されたりするのが、釣りの世界ではありがちです。例えば私が今月中に3キロのイカをたまたま運よく釣ったとします。だからと言って、私が急にエギングスキルが格段にアップするということは絶対にありません。3キロを釣ったという経験はできますので、その点ではプラスにはなりますが、3キロのイカをコンスタントに釣る技術が身に付いたわけでは全くありません。たまたま運よく3キロが釣れたというだけの話です。

 

●釣りにくい時になるべくエギングする。例えば月の大きい時のデイエギングや、潮があまり動かない時など(長潮など)のエギング。釣れやすい時に釣れるのは当たり前のことであり、他のエギンガーもそれは同じですし、多くの皆さんが同じことをします。釣りにくい時にエギングする人はグッと減ってきますので、そこに上達のチャンスがあります。釣りにくい時に何とか釣ろうと試行錯誤する過程こそ上達の機会です。釣れそうなタイミングで、その釣り場で第一投で労せず釣れたデカイカなど、エギング上達上、プラスになっていませんし、むしろ、「俺って上手いな」と勘違いを引き起こす可能性さえありマイナス要素です。

 

●釣行にて「今日は釣れた、今日は釣れない」と一喜一憂しない。釣れるにしろ、釣れないにしろ、どちらでも良い。少し価値があるのは、「今日は釣れるだろう」、「今は釣れないだろう」などを精度高く、事前に予測できたかどうか。予想通りに結果が出るようになったのは知識や経験が増えた証拠です。

 

●エギングの「プロ」に過剰に憧れを持たない。エギング始めた当初は、憧れのエギンガーがいても良いのですが、いつまでも何年も憧れたままでは良くありません。いずれは、その憧れの存在を技術で追い抜かす!という気概を持たないと、あまり上達しません。私は憧れていた方が何名かいらっしゃいますが(杉原さん、重見さん、弓削さんなど)、今現在は憧れの存在ではなく、「絶対に追い抜かしてやる!」という意気込みで腕を磨いています。

 

もちろん、その方々へのリスペクトの気持ちが消えることはありませんが、いつまでも「憧れ」のままでは良くないと思います(本気で上手くなりたいなら)。エギングが本当に上手くなるということは、そういうことだと思います。誰よりも上手くなりたい!プロよりも上手くなりたい!という野心を持てる人が結果的に本当に上手くなります。

 

あとは、「エギングのプロ」と言われる存在の方が、本当にエギングがトップクラスで上手い方々なのか?は少し疑ってもいい(疑わしい)と思ってます(笑)。アマチュアでも無名に近い方でもエギングがすごく上手い方は沢山いると思います。「プロだから絶対的に上手い」とも限らないということです。

 

以上、私の思うエギング上達のための心構えみたいなものをお伝えしました。