「爆釣」と冠しているエギング動画を視てもエギングは、まったく上手くならないが・・・

この記事は約3分で読めます。

エギングが上手くなりたい初心者の方が、絶対に視ない方がいい動画。それは、タイトルに「爆釣」などの言葉が付いてる動画です。

 

初心者の方は特にですが、「エギング釣行にて爆釣すること」は、かなり無縁ですし、そんなことが自身に起こる可能性は低いです(まずは自身の技術を直視したほうがいい)。自身とは無縁の動画を視ても、エギングはまったく上手くなりません。エンターテイメントとして楽しむ分には良いですが、「爆釣動画を視て勉強しよう」と少しでも思っているなら、その考えは私からすると致命的にダメです。

 

余計な世話ですが、その思考や考え方ではエギングは絶対に上手くならない。

 

他人の爆釣動画など視る価値はいっさい無し(本気でエギングが上手くなりたいならの話です)。そもそも、「爆釣」の定義も曖昧ですし(人によって爆釣の捉え方は色々)、爆釣とさえ付ければ再生回数が増えるだろうという安易な考えで、ぜんぜん爆釣していないのに、「爆釣」を用いる配信者もチラホラ見かけます。

 

では、どんなエギング動画を視ると、エギングが上手くなりやすいか?

 

この時期に(日付や、釣行時期が大まかにでも記載されている)、こんな風なコンディションで、こんな時間帯に、こんな感じで釣行して、こういう意識や考え方でエギングして、こういう結果が出た(釣れても釣れなくてもいい)と、きちんと説明がなされている動画です。こういう動画はだいぶマシです。

 

どのようにやったけど釣れなかったと、詳しく解説している動画は貴重ですし、そういう動画こそ、エギングが上手くなりたいなら沢山、視たほうがいい。なぜなら、実際の釣行では釣れない時ほど多いですから。

 

あと、「(2キロ以上とかの)大きいイカが釣れた際の動画」も要注意です。きちんと釣行時の情報を出している動画なら少しはマシですが、情報があまり無く(ポイントにしろ、釣れたタイミングにしろ、なるべく隠そうとしている)、ただ大きなイカが釣れた際の模様を動画にしているものは、初心者の方にとって得るものはあまり無いです。

 

しゃくりの様子、海の状況など映っている動画なら、まだマシですが、ロッドと目の前の海しか映ってなく、しゃくりの様子も分からないみたいな動画は、「上達目的」なら視ないほうがいいでしょう(上達のために視るのは時間の無駄です)。

 

そもそも2キロ以上、3キロ、4キロのアオリイカなど、ポンポン簡単に釣れるものではありません。そんな大きなイカを釣ること自体が難しいと言うよりは、大きいイカの絶対数が少ないので釣りにくいです。エギングにて、よく釣れるのはキロ未満のイカなので、キロ未満のイカの釣り方をきちんと基本から覚えたほうがいいです。最初から1発デカイカ狙いも結構ですが、キロ未満のイカを狙って釣る技術は身に付けられますし、そのような基本が備わってこそ、大きいイカを釣るためのアプローチも可能になります。